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【新聞記事より】鍋に麺入れカルシウム摂取
2019/01/21
日本人の食生活で不足しがちな栄養素はいくつかある。代表的なのがカルシウムだ。子供の骨や歯の成長に欠かせないだけでなく、大人にとっては、形成された骨の維持と代謝を常に一定に保つために日々必要なミネラルだ。
性別や年齢、身体活動の程度によって個人差はあるが、カルシウムの必要量は1日当たり約660㎎から成長期の約900㎎が目安。それに対し、毎年公表される「国民健康・栄養調査」によると、日本人の摂取量の平均は植物性食品から約300㎎、動物性食品から約200㎎と、低い水準にとどまる。動物性食品からの摂取の状況を見ると、牛乳・乳製品と魚介類で9割を占める。鍋料理の機械が増えるこれからの季節は、魚介と豆腐、残った汁に麺類を加えて締めにすると、カルシウム摂取を増やすことができる。カルシウムの吸収を促すビタミンDを多く含む干しシイタケや紅ザケ、あん肝、サンマ、しらす干しなども取り入れるとよいだろう。食物性食品からは、コマツナなどの緑黄色野菜を中心とする野菜類で30%、豆腐と油揚げで17%、即席中華麺とパン類で約1割を摂取している。米や淡色野菜、果物からもカルシウムを取っている。カルシウムの大部分は骨や歯に蓄えられるが、僅かながら血液にも含まれる。筋肉や神経の働きを維持するために、血液中のカルシウム濃度にを常に一定に保つ必要がある。濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンの分泌が高まり、骨からカルシウムを溶かして補おうとする。その結果、骨粗しょう症のおそれが増す。常日ごろから十分な摂取を心がけたい。
高齢者の中には、牛乳を飲んでお腹の不調を起こす人がいる。そのまま飲むのが苦手なら、ヨーグルトなどの発酵製品やコーヒー牛乳料を試したり、魚や緑黄色野菜、豆腐や納豆などの乳製品以外の食品を増やしたりといった工夫でとるようにしよう。
カルシウム取れてますか?毎日の生活に乳製品を取り入れましょう!冬場は鍋の締めにとろけるチーズ等をプラスして、リゾット風に美味しく摂取するのもいいですね!