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【新聞記事より】果物、そのまま食べて健康に
2019/08/19
果物は糖尿病の他、ガンの予防に有効です。特に、食道ガンのリスクはほぼ確実に下がります。胃ガンや肺ガンでもリスクが下がる可能性があるとされます。アルコールは食道ガンのリスクを増やすことが分かっていますから、お酒が好きな私は意識して果物を取るようにしています。しかし、飲酒の影響を果物でチャラにはできませんので、誤解なきようお願いします。
果物を食べている人では糖尿病のリスクは低下しますが、フルーツジュースをたくさん飲む人では逆に糖尿病のリスクは上がってしまいます。フルーツジュースなど、糖を含む飲み物と発ガンについての関係はこれまで報告がありませんでした。しかし、7月、砂糖入りの飲料の摂取とガンの発症リスクに関連があるという調査が発表され、話題になっています。約10万人のフランス人(79%女性)を対象としたこの研究では砂糖入りの飲料と、ガン全般および各臓器のガンの発症との関連を調査しました。試験参加者がオンライン上で回答した飲食記録をもとに、各自の1日の砂糖入り飲料(果汁100%ジュースを含む)の摂取量を計算します。最長で9年にわたる追跡調査から、砂糖入りの飲料1日の消費量とガン発症の関連を調べました。その結果、フルーツジュースを含む砂糖入りの飲料を1日あたり100㍉㍑多く摂取すると、ガン全般の発症リスクは18%上昇し、乳ガンではリスクが22%上昇することが分かりました。
健康的なイメージがある果汁100%のフルーツジュースでもガン全般のリスクを12%高めることが確認されました。100%フルーツジュースにも、砂糖入り飲料と同じくらいの糖分が含まれています。特に、濃縮還元タイプの100%フルーツジュースでは、種類によって加糖も認められています。果物に含まれるβカロテンをサプリメントとして服用すると、肺ガンのリスクがかえって上昇することが明らかになっています。果物や野菜は、加工しないで、そのまままるごと食べることが1番良いのだと思います。(東京大学病院准教授)
お酒が好きな私は意識して果物をとるようにしています・・・
チャラには出来なくても、果物を食べようと思いました!