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【新聞記事より】マスク引き金、頭痛に注意
2021/04/5
新型コロナウイルス感染症が流行する中、マスクをつけていることで頭痛が引き起こされる人がいる。
東京女子医大病院の頭痛外来には、「マスクが気になって仕方ない」と訴える患者が相次いでいる。清水客員教授は「知覚神経が過敏になっている予兆。放っておくと、強い片頭痛に襲われることが多く、要注意です」と話す。
15歳以上の人のうち1割ほどにいるとされる片頭痛の患者はもともと、顔や頭に広がる三叉神経が過敏な傾向がある。マスクによる皮膚への刺激が脳に興奮を引き起こし、片頭痛につながりやすいとされる。
帰宅してマスクを外したときも注意が必要だ。リラックスした状態になると、脳の血管が拡張し、片頭痛が起きやすくなるという。
普段は片頭痛がない人でも、特に緻密な不織布でできたサージカルマスクを長時間つけていると、片頭痛を起こすことがある。呼吸が十分にできず、血中の二酸化炭素濃度が上がり、脳の血管が広がって頭痛が起きると考えられている。こうした症状を防ぐために、「マスクをつけているときに、ブドウ糖を含んだ飴をなめるとよい」と清水さんはアドバイスする。ブドウ糖には、脳の血管を収縮させる効果が期待できるという。喉が乾燥すると口内の三叉神経が刺激されるため、マスクを湿らせておくことも予防につながる。マスクを外せる場所では外し、深呼吸をすることも有効だという。
頭痛予防の観点からは、脳の血管を吸収させるカフェインを含むコーヒーやお茶に少量のブドウ糖(砂糖)を入れて飲むのがよいという。
片頭痛は体を動かすと脳の血管が拡張し、
痛みがましてしまうので注意して下さい!