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【新聞記事より】「産後うつ」夫婦で注意
2017/12/4
妊娠と出産は人生で最も幸福な出来事…。そんなイメージが強いが、精神科では最も注意すべき時期のひとつでもある。夫婦関係が悪かったり、出産後に家族の支援が得られなかったり。予期してなかった帝王切開、完全母乳や育児法への強いこだわりも、リスクとして指摘されている。「産後うつ」と言われ、以前に比べると広く知られるようになった。この期間には、生活が激変してストレスがかかる。葛飾赤十字産院の鈴木副院長は「誰でも産後うつになる可能性はある」と語る。国内では5~10%の出産後の女性が該当するとの報告もある。夫の支援は重要だ。例えば、里帰り出産。実家では支援が行き届いていたのに自宅に戻って急に赤ちゃんだけとの生活に戸惑い、うつになってしまうケースは少なくないという。
最近は夫側にも注意が必要とされている。育児と仕事の重圧がかかりやすく、2割近くが「うつ傾向」との報告もある。夫婦でうつになれば、育児にも大きな影響が出る。産後うつには、男女ともに気を付けたい。
パパも協力を…という考えも、パパに重圧を与えてしまうと気付きませんでした。国や地域の子育て支援と、職場の子育てへの理解が増すと良いですね。