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【新聞記事より】「便潜血検査」で早期発見
2017/03/13
大腸がんは子宮頸がんと並んで検診による早期発見が最も有効なタイプで、早期のうちに手術すれば100%近く治ります。最近では内視鏡による切除も可能となり、入院期間も数日ですみます。
大腸がん検診は、便の中に含まれる微量の血液を調べる「便潜血検査」という簡単なものです。費用もほとんどかかりません。早期発見には毎年検査を受ける事が重要です。検査では通常、2日にわたって便を取ります。がんがあっても、1回の採便で見つかる確率は45%程度と高くありませんが、2回調べれば70%が見つかります。大腸がんは進行が遅く、3年くらいは無症状です。2年検査を受ければ97%のがんを見つけることが出来ます。
実際には、その後の精密検査(内視鏡検査)での見落としもありますので、これほど高い率にはなりませんが、毎年検査を受けていれば、大腸がんの8割を早期に発見できるとされています。
残念ながら、日本人の便潜血検査の受診率は米国に半分程度にとどまっています。がんは早期発見で治る時代なので、自分の体のチェックを怠らないようにしましょう!