【新聞記事より】目ゴシゴシ網膜剥離に注意

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【新聞記事より】目ゴシゴシ網膜剥離に注意

2017/10/23 

アトピー性皮膚炎の患者がかかりやすい目の病気のひとつが網膜剥離だ。網膜とは眼球の内側えお覆う光を感じる神経の膜で、カメラに例えるとフィルムにあたる重要な組織だ。目をこすったりたたいたりすると網膜の端に穴が開き、そこから網膜が剥がれる。視野に無数の虫が飛んで見える飛蚊症になった後、視野が徐々に欠けてくる。網膜の上方に穴が開くと、重力で網膜が引っ張られるので、進行が早い。上方の網膜が物を見る機能を失うと、視野の下の方から、見えない部分が入道雲のように広がってくる。下方に開いた穴から始まる網膜剥離は進行が緩やかだ。視野の上の方から、髪の毛が目に掛かるように視野が欠けてくる。いずれの剥離も網膜の端から始まり、中心の黄斑部が剥がれるまで視力は全く落ちない。剥離が黄斑部に及んで初めて視力が急激に落ちるので、視力検査だけでは診断出来ない。白内障は濁ったレンズに交換することで完全に治療できるが、網膜は交感ができず、一刻を争う手術が必要だ。剥がれた網膜を放置すると、眼球の中で丸まってしまう。後で広げてきれいに伸ばしても、元通りの視力を回復することはできない。

早期発見には眼底検査を受ける必要です。何かないと眼科に行くことはないですが、アレルギーで目を擦ることが多い人は、年一度の定期健診をお勧めします。

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