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【新聞記事より】発酵食品をとって便秘予防
2021/02/15
寒い季節は冷えによる血行不良や水分をとる量が減り、便秘になる人が多い。さらにコロナ禍による外出自粛で運動不足となり、筋力が低下すれば便秘のリスクが高まる。
便秘には大腸が緊張して起こるけいれん性や、腸に便が滞留して生じる直腸性、大腸がんなどの疾病が原因となる器質性のものがある。日本人に最も多いのは、大腸を動かす筋肉が緩み、蠕動運動が円滑に機能しないことによって起こる弛緩性便秘である。原因として運動不足や腹筋力の低下、不規則な食生活による食物繊維や水分の摂取不足が挙げられる。寒さやコロナ禍で屋外スポーツやウオーキングが難しい場合は、自宅でストレッチや腹筋運動、スクワットをするといい。音楽にあわせたエクササイズもお勧めだ。
食事では、欠食や偏食を避けることはもちろん、腸内環境を整えておくことが大切だ。ポイントは乳酸菌などの善玉菌を含むヨーグルト、ぬか漬け、納豆、キムチ、味噌などの発酵食品をとること。また、善玉菌を増やす水溶性植物繊維とオリゴ糖を積極的に摂取したい。水溶性食物繊維は、ゴボウ、人参、カボチャ、春菊、いも類、きのこ類などに多く含まれる。オリゴ糖は玉ねぎ、アスパラガス、バナナ、大豆などから取ることができる。注意したいのは、これらの食材だけで摂取すればよいわけではないこと。様々な食材をバランスよくとることが大切だ。
また、適切な水分摂取お欠かせない。夏のように大量の発汗によって水分を失うことはないが、冬でも空気の乾燥やエアコン使用によって水分は失われている。アルコールやカフェイン、炭酸飲料を飲み過ぎると利用作用や胃腸への負担、腹部の膨満感を与える場合もある。水やお茶などからの摂取を心がけるようにしたい。
適度な運動・睡眠・バランスの良い食生活
この3つを心がけ、不快な便秘を予防しよう!