HOME > 新着情報 > 【新聞記事より】ビタミンDで免疫調整
【新聞記事より】ビタミンDで免疫調整
2021/01/18
コロナの流行に伴って、がぜん注目されるようになった栄養素にビタミンDがあります。血中のビタミンD濃度の高さと、コロナの罹患リスクや重症化に関係がある可能性を示唆する研究結果が相次いでいるためです。ビタミンDには免疫機能を調整するはたらきがあることに研究者は注目しているようです。
以前からビタミンDは、骨や筋肉の健康を保つのに欠かせない栄養素として知られていました。最近では糖尿病などの生活習慣病や、がんの発症リスクを抑えることにも関係していることが分かってきています。フレイル(虚弱)にも関連するビタミンのため2020年改正の日本人の食事摂取基準では目安の量が引き上げられています。ビタミンDは日光を浴びることで、体内でつくることができるのですが、日照時間が短い冬場や、あまり日に当たらない生活をしていると不足しがちです。特にコロナで外出機会が減っている今年の冬は、食事から意識をして補う必要がある人が多いのではないでしょうか。
ビタミンDを含む食品は少なく、魚、卵、きのこ類ぐらいに限定されます。魚ではニシン、サンマ、サバ、などの青魚や、カワハギやサケに特に多く含まれています。同じ海産物でも、貝類やエビ、イカ、タコのは含まれていないので、海のものなら何でもよいというわけではありません。卵黄にも含まれていますが、卵1個で成人が1日に取りたいビタミンD量の5分の1程度。きのこ類だけで1日の必要分を取るのも難しいため、やはり魚を食べることが最も手軽にビタミンDを補給する方法となります。イワシの丸干しなら1尾、サケなら1切れを2日1度は食べるようにするとよいでしょう。
骨の健康のためには、ビタミンKも取ると相乗効果が得られるので、魚と納豆を揃えることもおすすめします。
魚が苦手な人は冬場も日光に当たるよう心がけよう。
懐かしい肝油などのサプリの利用も良いそうですよ!