【新聞記事より】年金少ない親 介護施設は? ~要介護度や自治体で判断~

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【新聞記事より】年金少ない親 介護施設は? ~要介護度や自治体で判断~

2019/05/7 

高齢者が入居できる介護施設にはいくつか種類があります。特別養護老人ホームは65歳以上の高齢者(特定疾病などがある場合は40歳以上)で、在宅介護の難しい人が暮らす施設です。原則「要介護度3以上」で入所できます。介護保険の対象となり、有料老人ホームのような入所一時金がかかりません。個室か多床室かによって変わりますが、基本サービスの範囲内であれば、月6万~15万円程度で暮らせます。要介護度1~2だと「介護型ケアハウス」が利用できます。入所料が数百万円と有料老人ホーム並みのところがありますが、20万~50万円程度の施設も多くあります。自治体から助成があり、低所得者は優遇されます。所得に応じて利用料が異なり、年収150万円以下の場合、介護付きで月10万~15万程度で探すことも可能です。どちらも都市部では施設が不足しています。自宅近くで探しがちですが、隣接県などに広げれば、待たずに入所できる確率が上がります。特養のある市区町村に住民票がある人を優先するところも多いので、条件を確認しましょう。住所優先基準がある場合、特養が空くまで待機するケアハウスは、特養と同じ地域で選んでください。
また特養を選ぶ際に見逃しがちなのが、「みとり」への対応です。施設により対応はまちまちで、容体が悪化すると病院に搬送されるケースが少なくありません。入所中に長期入院した場合の退去規定も要確認です。3カ月など一定基準を設ける施設もあり、退院できても戻る特養がないという事態になりかねません。終の棲家は近さよりも条件が重要です。

入所中に長期入院したら…そこまで頭が回りませんでした。そうなった時に慌てないよう確認が必要ですね。

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