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【新聞記事より】急性内斜視にご用心 ~スマホ使いすぎ見直しを~
2019/03/18
若者を中心に「急性内斜視」の患者が増えている。片方の黒目が内側に向き、物が二重に見えるようなる。スマートフォンの長時間使用による影響が懸念される。発症のしくみや治療法を知ろう。
主な症状は物が二重に見える「複視」だ。急性内斜視に特有で、生まれながらの斜視では見なれない。他の人に寄り目を指摘されることで、初めて内斜視になっていると気付くケースもある。斜視は、眼球を動かす動きを持つ筋肉と密接な関係がある。日ごろ物を見るときは、眼球を内側に向ける「内直筋」と外側に向ける「外直筋」などの筋肉が、左右の目の視線を合わせている。近くを見るとき、通常は内直筋が縮んで眼球を内側に寄せ、「寄り目」の状態で焦点を合わせようとする。急性内斜視になると、内斜筋が縮んだままとなり、遠くを見ても寄り目が戻らなくなる。すると両目の視線が一致しなくなり、物が二重に見える。片目を隠すと見え方のダブりはなくなるが、物の遠近感や立体感がつかみにくい。発症の引き金とみられるのがスマホの使い過ぎだ。スマホはパソコンよりも目に近い位置で画面を見るため、長時間凝視すると内斜筋が収縮したままになりやすい。
日ごろから気を付けたいのはスマホの使い方だ。スマホを見るときは、画面を目から30㎝以上離す。使用中も「10分に1回は、3~4m離れたところを見るとよい」ベットやソファで寝ながらスマホを見ていると、画面に目を近づけがちになるので避けたい。
便利なスマホも使い方次第で、目だけでは無く体にも悪い影響を与えてしまいます。何事も程々に…ですね。